<2025年2月のひとりごと>

 昨年の暮れから新年にかけ駅伝大会が続いた。
全国高校駅伝、富士大学女子駅伝、ニューイャー駅伝、箱根駅伝である。
私の陸上の原点も駅伝にある。

高校2年の時に出場した全国高校駅伝。

社会人になってからニューイャー駅伝に名称変更される前の全日本実業団対抗駅伝に4回。
また指導者になってからニューイャー駅伝に5度。

それらハイレベルの駅伝で鍛えられ、机上論でなく実経験として今の陸上人生に活きている。

全国高校駅伝は現地で、その他はテレビ観戦したが、それぞれの駅伝で興味をそそられた。
高校駅伝の女子の部で大阪勢2校が揃って6位内に入賞したが、これは快挙である。
常に二番手の敬愛が薫英を本気で倒すムードが出てきて目が離せない。

富士駅伝は常勝の名城大が完敗した。
駅伝の名門がこのまま衰退していくのか、巻き返す底力が残っているか楽しみができた。

元旦のニューイャーは旭化成が勝ったが、この古豪も外人を助っ人として雇わなければ勝てなくなった。
結果が全ての企業チームに今や長期戦略で選手を育成する余裕が無くなってしまった。

最後に箱根。
速さより本物の強さが必要とされる距離で青山が圧倒した。
レース後にあれだけ原監督に好き放題言わして悔しがっている指導者は多いと想像できる。
残念だが青山の天下は続くだろう。

何故か、それは高校長距離界のトップ選手は全て青山に吸い取られるからだ。
今、高校から大学、実業団の世界に於いて、選手をどう育てるかは二の次で、
どれだけ優秀な選手を獲得するかが勝利への第一条件になっている。


さて、話は一転して市民クラブである。
実業団チームのような選手勧誘はほぼ無い。
クラブに興味を持った選手や、少しでも速く走れるようになりたい選手が自ら門をたたく。

だから年齢や走力は二の次で、熱意が優先する。
先日開催された大阪国際女子マラソンで大塚製薬の小林選手か五輪6位の選手を
ラスト800mで抜き去り2位に入賞した。

この選手は大学の競争部に所属せず、サークルで走っていた異色の選手である。
自ら実業団入りを直接監督に嘆願したようだ。

小林選手の国際女子での快挙は、選手の熱意と実業団での質の高い練習が
上手くかみ合って実現した稀有なケースである。

小林選手の行動力もすごいが、サークルからの入部を認め、
選手の潜在能力を引き出した監督の能力も高く評価される。

 

以上

 

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